どうしても行きたかった所
今月の6日は京都に行っており、翌7日は神戸に行く事になっていたのですが、7日の午前中少し時間があったので、京都に行く機会があれば是非とも行ってみたかったところがあり、行ってきました
まずは写真から
実は私は高校を卒業してから大学に入るまで空白の1年間を京都で過ごしました(俗に浪人という人もありますが・・・)。
この辺りを歩くのは、その時以来なので、20年ちょっとぶりで、周りの風景も変わっており、かすかな勘をたよりにこの建物を見つけるまでに、1時間以上も歩き続けました
もうこれ以上探しても見つからなかったらあきらめよう・・・と思っていた矢先にやっと見つけたのがこの写真の建物でした
この写真は当時の予備校なんですが、今では名前も変わってしまっていますが、建物の形自体は一緒で、見ているだけで懐かしさというか色んな思い出がよみがえってきました
高校を卒業して、親元を離れて過ごすのも初めて、ましてやそれが浪人中とくれば、そのプレッシャーたるものは予想以上のものでしたが、当時苦楽を共にした同じ寮の仲間がいたのでなんとか1年間耐える事ができました
今にして思えば良い?思い出ですが、本当に精神的にもつらい1年でした
1年後、志望校ではありませんでしたが、大学に合格した時には、早く知らせようと思い、家族にした公衆電話の電話口で人目もはばからず涙が止まらなかったのをついこの前のように覚えています
大学を卒業してからもいつかは行ってみたいとずーーーっと思っていた場所なので、今回こういう形ではありましたが、建物を見る事ができただけでも自分の中で何か納得できるものがありました
その後、住んでいた寮の最寄の駅まで電車で行きましたが、駅周辺もかなり昔と変わっており、1時間近く歩きましたが、結局当時の寮は見つける事ができず、あきらめました・・・
でも、寮は見つける事はできませんでしたが、昔ここから毎日予備校に通ったんだなぁ、と思いながら納得して駅をあとにしました
この当時の1年間というものは、今の私にとってかけがえのない経験として深く胸に刻まれており、色んな場面で役にたっていると思っています
今回こうして自分の目と足で確かめる事ができ、ずっと気持ちの中で気になっていたものがとれて、すーーーっとしたような、自分の中で1つの区切りがついたような気がしました
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懐かしかったでしょうね。
1年間でも大きな1年間。
人生に余分な時間はない。by…。
投稿: 栄治 | 2010年2月24日 (水) 09時43分