突然ですが、嫁の実家の義父が20日(日)に亡くなりました。
数ヶ月前まではお元気だったのですが、あるきっかけで悪い病気が見つかり、最後は入院してからわずか2週間ほどでした・・・
亡くなる2日前の金曜日の夜に容態が悪くなったとの連絡があり、急いで嫁と病院に向かいました。
ただ、向かうといっても嫁の実家は福井県で、すぐに行ける距離ではありません。
でも私の中には少しでも早くお父さんに会わせてやりたいという気持ちがありました。
というのも、私は約20年前に父を、そして昨年は祖母を亡くしましたが、家族でありながらどちらの死に目にも会う事ができませんでした。
金曜日の夜の連絡の意味は嫁もある程度は理解していたのでしょうが、そうなれば私のできるせめてもの事は、父親との最後の時間を少しでも長く持たせてやりたい、そして親の死に目に会わせてやりたい、という事ぐらいでした。
病院に到着すると、そこには意識のほとんどないお義父さんの姿があり、どうしていいのか分かりませんでしたが、嫁(娘)が来た事が分かるとかすかに手を動かしたりされており、最後の力で一生懸命頑張っておられました。
そして、次の土曜日は少し容態も落ち着いたかと思われたのですが、日曜日の早朝病院より電話があり、急いで駆けつけそのまま午前10時に永眠されました。
うなだれる嫁を見て声をかける事はできませんでしたが、親の最期に立ち会わせてやる事ができて、私の出来るほんのちっぽけな事ですが、よかったのかな?と思いました。
距離が遠かった事もあり、年に数回の行き来しかありませんでしたが、私たち夫婦の事、そして孫の事を本当にいつも気にかけて下さいました。
そして、私たちの結婚当時の話になりますが、私との結婚話がでた時に、女2人姉妹の長女である嫁は、まず結婚するなら養子をもらうか嫁に行くとしても近くに住んでほしい、という事があったようですが、結婚する相手が遠方(兵庫県)で、ましてやそこに嫁に行くとなれば、親戚からも相当反対があったようでした。
でもその親戚の方々の矢面に立って説得していただいたのがお義父さんだったそうです。
本来なら一番反対であろうお義父さんが、その気持ちを抑えて娘の為に自分が犠牲になって説得していただいたようでした。
本当に今思い出しても目頭が熱くなる思いです。
それだけではなく、本当にいつも色々と気にかけていただき、感謝してもしきれないほどでした。
そこまでして結婚させてもらった嫁にいつも迷惑のかけっぱなしですが、でもこれからも一生かけて大事にしていきたいと思っています。
そしてそれがお義父さんに対するせめてもの恩返しなのかな、と思っています。
お通夜、告別式と嫁も本当に辛かったと思いますが、精一杯気丈に務めていたと思います。
これからも天国から我々の事を見守っていただきたいと思います。
お義父さん、本当に本当にありがとうございました。
そして、安心して安らかにお眠り下さいね。
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