10年たちました
10月20日は嫁のお父さんの命日でもありますが、もう1つ忘れてはならない出来事があります
今から10年前の台風23号です
私の住む地域にも死者も含め甚大な被害をもたらしましたが、私の会社も壊滅的な被害を受けました
台風翌朝の事務所内(倉庫内)の様子です
今となっては思い出ですが、その当時は朝会社に行った時、目の前の光景が信じられませんでした・・・
というか何か夢を見ているようで・・・
しかし悲しいかなそれが現実でした
会社が全く機能しないうえ、パソコン、車、リフト、書類をはじめ、会社の1階部分が天井裏まで水没
でもいつまでもそのままにしている訳にはいきません
それからは毎日「泥かき」「水洗い」「(大型)ゴミの処分」などが延々と続きました・・・
正直悔しかったですねぇ~
お客さんがおられてもその要望にお応えする事ができないんですから
それに同じ町の会社でも普段どおり仕事をしている会社も周りにいくらでもあるし・・・
「なんでうちをはじめ、一部の会社だけがこんな目に遭わなければいけないんだろう?」と始めの頃は怒りにも近い感情がありましたが、でも毎日一緒になって復旧作業に加わってくれている社員、親戚、友人、そしてお客様を始めとする取引関係の方・・・
そのうち、怒りに近いものが不思議と感謝に変わり、そして体を動かしてくれる力に変わっていったのを覚えています
会社の前も近所の大型ゴミの集積場になっていました
そして数ヶ月後には何とか元に近い状態にまでなりましたが、その間は会社としての機能はほぼゼロ
どころかマイナス・・・
でも不思議とご協力いただいた皆さんの事を思うと、失望感よりはその人たちの為にも頑張るぞという気持ちが湧いてきたのを覚えています
10年経った今では思い出話として色んな方と当時の事を話す事がありますが、その当時受けたご恩というものは決して忘れる事ができない、と思いました
これも今では(笑い?)話ですが、犠牲になった当時の私の愛車です
この車で増水している水の中につっこみ、操縦不能となり車から脱出し、放置したまま逃げ、次の日の朝にはお尻を上げた車が隣の会社に出勤・・・
しかし今思えば一歩間違えると・・・
でも今こうしてこんな話ができるのも、仕事ができるのも、全てその当時の周りの皆さんのおかげなんですね
これからもそういう方々のおかげで今がある事を常に忘れず仕事をしていきたいと思います
それからこれは台風とは関係ないですが、この約2週間後の11月4日に末っ子が元気に誕生してくれました
それを考えると、もうすぐ誕生日ですが、今は毎日のように「誕生日にこれ買って
」と言いますが、なぜか次の日には欲しかった「これ
」が変わっている事がよくあり、相変わらず予断を許さない末っ子です
でも毎日元気いっぱいでうれしいです
そうでしたね。


Aさんとこは本当にすごい被害でしたね。
僕が青年部に入部したのが翌年。
なので、記憶に刻まれています。
僕の家、店ともに被害はなかったので本当に助かった思いでした。
ただお客さんに、タオル、石鹸などを配って歩いた記憶があります。
店の前を連日自衛隊などの救急隊が走っていたのを今でも鮮明に。
しかし、末っ子さん、そうでしたか。
この2週間後とは。
まさにメモリアルな娘さんですね。
何でも買ってあげてください、飲む前に
投稿: 栄治 | 2014年10月22日 (水) 07時18分
栄治さんへ
末っ子を甘く見てはいけません・・・
投稿: A | 2014年10月22日 (水) 07時38分